この記事は、約8年半で約14万㎞走った車の買い替えを決め、手放す時に心が動いた気持ちを書いています。
家族の暮らしを支えた車に刻まれている思い出を、記事に残しておきます。
- 軽キャンピングカーを購入したいから
- 14万㎞走ったから
- 車検を迎えるから
手放す車は、日産「デイズルークス」
手放すとき、車は、子ども達に「大きくなったね」、私たち夫婦には「がんばったね」と言っているようでした。
■夫婦で定年を待たずに「今」を楽しむ生き方が大切
■子どもの手が離れ、夫婦で共通の趣味を楽しむ
■ふたり旅が人生を変える
こんな考えを持っている40代・言語聴覚士・2児の母です。
このブログはアラフォー夫婦が、人生を折り返して、車中泊を楽しみながら、明るくしたたかに生きていくことを発信していくブログです。
いよいよ、約8年半乗った車を買い替えます
- 軽キャンピングカーを購入したいから
- 約14万㎞走ったから
- 車検を迎えるから
走行距離約141033㎞、地球約3.5周分。
下の子(息子)が生まれた時に買った車。
「車はただの移動手段。維持費もかかるし必要ない」と最近は言われることもあります。
でも、この車は、決して移動手段だけの機能ではなく、私たち家族のライフスタイルに合わせたしっかりとした役割がありました。
細かいキズやへこみがあって、タイヤ交換やメンテナンスも頻回にありました。
小さい軽自動車だけど、私には大きな価値のある車です。
- 車は、家族が集まる、家と同じような空間
- 家族の一員のような車
デイズルークスは、軽スーパーハイトワゴンという、車高がとくに高く設計されているので、軽自動車だけど、広々としています。子どもが小さかった(保育園の)頃は十分な広さと高さでした。
荷物もたっぷり載せる事ができ、幼児期の子育てに必要なアイテムがしっかり乗る。
週末に食品や日用品のまとめ買いをしても十分なスペースがありました。
子育て中のママには最適の車で、小回りがきくし、実に機能的でしたよ!
子育て中の喜びと苦労
子ども2人が、保育園に通っていたころ、当時、私はフルタイムで働いていました。
朝早くに園に送り、夕方遅くにお迎え。
仕事が終わり、ダッシュで運転し、保育園のお部屋につくと、子ども達が「ママ~」と走って駆け寄ってきてくれたことが今でも目に焼き付いています。
平日の仕事終わりで、お迎えが遅くなった時の帰り道では、車内で歌を歌ったり、しりとりをしたり。
車の中を親子の大切なコミュニケーションの時間にしていました。
どんどんことばが増えて、会話が広がり、心と体もぐんぐん成長していった時期を、車も見守ってくれていたのではないでしょうか。
車そのものの資産価値では測れない、子どもとの大切な「思い出や経験」という資産が積み重なって残っています。
どんなに疲れていても、頑張れる。
子ども達の笑顔の記憶が、車内の隅々に残っています。
子ども達がまだ小さい頃は、体調の変化も多く、夜間や休日に病院へ行くことも頻回でした。上の子(娘)は、夜間に発熱する事が多く、よく夜間診療に行きました。
冬の夜中に、車を停めて、二人で空を見上げて、満点の星空を一緒に見たことが印象に残っています。今でも娘はこの星空の話をします。
子どもが、車の中で嘔吐をしたり、車内で看病をすることもありました。
車の中には子どもとの思い出がつまっています♡
仕事と、家庭・子育ての両立
子育てをしながらフルタイムで仕事をしていると、働き方を考えなければいけない時期が来ます。それは、「子どもの小学校への入学」です。
勤務時間をどうしていくか、という悩みが出てきます。
言語聴覚士という仕事をしている私は、ライフステージの変化(子どもの小学校入学)を理由に、転職をしました。
転職先は訪問リハビリを業務とする職場。言語リハビリを必要としている方の自宅に行き、言語療法などをしています。
この車で、毎日数件のお宅を回ってお仕事をさせてもらいました。
病院での勤務とは違い、ご自宅での問題を解決していくには、多くのスキルとコミュニケーション能力が必要です。
仕事内容に慣れるまでは、重圧を感じることもありました。
緊張感のある現場での仕事のやりがいと、厳しさを感じながら、車の中でも悩み、学んだ事が思い出として残っています。
一日のうち、車に乗って移動する時間が多かったです。
仕事が終わってからは、習い事への送迎もあり、毎日フル稼働で車は働いてくれていました。
仕事と、家庭や子育ての両立は、夫や親の支えがなければ成立しませんでした。
この車で、毎日長い距離を走り、仕事をし、買い物をし、日常を過ごしました。
仕事をしながら、子育て期間で一番大変な乳児期~幼児期の子ども達と全力で関わった記憶が、車の中に残っています。
約8年半、家族の成長を見守っていた
家族で、ドライブ、旅行、キャンプ、遊園地、海、川…本当に色んな所に出かけました。
2人の子どもが小さい頃は、着替え、オムツ、おやつ、飲み物、ベビーカーなど、荷物も多く、チャイルドシートも2つで、軽の車内はパンパンでした。
8年半経った今では、子どもも、小6と小3。
荷物も減り、親の手は離れ、成長を感じます。
小さい頃の大変だった事や子どものかわいさを思い出すと、じんわりと涙が出てきます。
手放した車は、子ども達に「大きくなったね」と言っているようでした。
車に求められる機能は、ライフステージごとに変化していきます。
子ども達は、少しずつ手が離れて、これからは夫婦で過ごす時間が長くなります。
とても長い人生になるんだと認識しています。
新しく購入する車は、夫婦の趣味や暮らしを支え、思い出を作っていくために購入を決めました。
車中泊仕様の軽キャンピングカーです。
人生の折り返し地点の40代で、新しい事をはじめて、毎日楽しく過ごしていきたいです。
約8年半乗った車の思い出が、今の家族の笑顔を作っています。
>>アラフォー夫婦「あの時やっておけばよかった」と後悔しないように