和歌山県南紀白浜の断崖絶壁の名勝「三段壁(さんだんぺき)」
三段壁の地底には洞窟があり、冬限定で「星降る洞窟」が開催されています。
- ライトアップされた夜の洞窟は、幻想的!
- 迫力満点の砕ける波と、光の演出は必見!
壮大な自然と歴史を感じ、神秘的な経験ができたので、紹介していきます!
- 三段壁の魅力
- 星降る洞窟ナイトウォークとは
- 星降る洞窟の見どころ
三段壁(さんだんぺき)の魅力
三段壁とは
三段壁とは、和歌山県南紀白浜の「断崖絶壁」で、国の名勝に指定されています。
長さ2キロ、高さ60メートルにもおよぶ、溶岩が冷えて固まってできた、規則正しい割れ目が連なる断崖です。
自然の力や大きさを感じる事ができる、絶景ポイント!
吉野熊野国立公園にも指定されていて、南紀白浜の観光において最も歴史のある景勝地です。
歴史で有名な「源平合戦」で、源氏の大勝利に大きな貢献をしたと言われる「熊野水軍」。三段壁洞窟は、その熊野水軍の小舟の隠し場所だったと言い伝えられています。
三段壁の地底36mには、洞窟があります。
断崖から地中をエレベーターで降りて、洞窟の中を観覧できます。
海を望むロケーション
断崖には展望台があります。
展望台からは三段壁と太平洋を望む大パノラマ。
断崖から見渡せるどこまでも続く海は、絶景!
太平洋の大海原を一望でき、水平線に沈む夕日は感動です。
この日、1月1日は快晴で、真っ赤な夕日がゆっくりと水平線に沈んでいく様子を、家族で見られて幸せだったよ!
星降る洞窟~ナイトウォーク~
「星降る洞窟~ナイトウォーク~」のイベントは、秋から冬にかけて、期間限定で開催されています。
普段は入ることのできない夜の洞窟。
水平線に沈む夕日を堪能してから、いざ!夜の洞窟の探検に。
幻想的なライトアップと、音響の演出で、異空間を体験できます。
昼間とは違った幻想的な空間に感動!
夜の空と海を、洞窟の中から一望し、天気がよければ星空を鑑賞できます。
洞窟に行くには、エレベーターを使います。
場所 | 三段壁洞窟内(洞窟は地底36メートルにあります) 洞窟へは、エレベーターでゆっくりと降りて行きます。 |
時間 | 17時~19時 (18時50分最終入場) |
料金 | 大人(中学生以上)1500円 小人(小学生以上)750円 小学生未満無料 |
星降る洞窟 3つの見どころ
洞窟内は足元が濡れているので、注意しながら歩きました。
薄暗い洞窟を進んでいくと、ライトアップされた岩壁や海が現れるので、静けさと迫力のギャップに感動しました。
長い年月をかけて変化していった岩盤のある通路は、歴史を感じる空間。
ぽつぽつと天井から落ちてくる水をよけながら進むので、ワクワク探検のようでした。
- 迫力ある波しぶき
- 幻想的なライトアップ
- 神秘的なパワースポット
迫力のある波しぶき
昼の間でも、洞窟内に入れますが、日が沈んでからの洞窟に響く波の音は、とても迫力がありました。
洞窟内のがけとがけの間には、勢いよく波しぶきが押し寄せてきました。
波が砕け、風がうなり、ダイナミックで大迫力!
打ち付ける波の音が洞窟内に響きわたると、観光客の歓声も大きくなっていたよ!
大きな波が重なり、夜の暗闇に白く泡立ち、いつまでもながめていられる景色でした。
波の音の大きさが、壮大な自然を物語っていました。
波が小さくなり、時々静けさがやってくる瞬間も「海が生きている」と感じる瞬間です。
幻想的なライトアップ
エレベーターが洞窟に到着し、ドアが開いた瞬間、真っ暗なスペースに、星空のライトアップが広がり、幻想的でした。
「メガスタークラス」という小型のプラネタリウム投影機で、洞窟内に約500万個の星空を投影し、星の集まりを楽しめるのは必見です。
しっとりと濡れている洞窟内の壁にライトがあたり、輝きが幾重にも広がっていました。
波と光の壮大さに、足が止まり、くぎづけになったよ!
ライトアップも次々と光の色を変え、波の変化と一緒に洞窟内を演出していました。
洞窟内に流れる音響も、ミステリアスな雰囲気で、光と一緒に楽しめました。
次々にライトアップが変化するので、写真撮影が楽しく、SNS映えする写真がたくさんとれました。
決して広くはない通路をぬけると、次はどんな所につながっているのか、ワクワクする気持ちになります。
神秘的なパワースポット
せまく薄暗い洞窟を進むと、突如現れるのが牟婁大辯才天(むろだいべんさいてん)。
鎮座するその姿と雰囲気に圧倒されます。
パワースポットとしても知られ、元日の夕方以降でも多くの参拝客でにぎわっていました。
日本一大きい青銅として知られ、高さ約3m、横幅約2m、重さ約3tという迫力です。
大黒天、毘沙門天に十六童子を従え、どのような願いも叶えると言われています。
ライトアップされたその姿は、とても神秘的で心が引き締まるような感覚になりました。
また、水の神「神社仏閣の守護神」とも言われ、幸せをもたらしてくれるとのことです。
牟婁大辯才天の左手前には、手水舎(てみずや)があります。
参拝者が、身と心を清める場所。ここは水ではなく温泉のあたたかいお湯が出て、心もあたたかくなりました。
私たち家族は、1月1日の新年に、今年1年の健康と繁栄を祈願しました。
三段壁の基本情報
無料駐車場
交差点「三段壁」のすぐそばに、町営駐車場(無料)があります。
↓交差点「三段壁」
交差点には、ピンクのポストがあり、目印になります。
↓駐車場にはトイレもあります。三段壁まで歩いても数分なので近くて便利です。
基本情報
住所 | 〒649-2211 和歌山県西牟婁(にしむろ)郡白浜町2927-52 |
電話 | 0739-42-4495 |
営業時間 | 8時~17時(最終入場16時50分) |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 大人(中学生以上)1300円 小人(小学生以上)650円 小学生未満無料 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
アクセス | ・南紀白浜空港から車で約6分 ・紀勢自動車道南紀白浜ICより約15分 ・紀勢本線、白浜駅よりバスで約25分、タクシーで約15分 |
公式サイト | 三段壁公式ホームページ |