車中泊をする車をエブリイにしようと考えている方に向けて
- バンとワゴン、どっちのタイプがいいのか迷っている
- 2人で車中泊をするにはどっちがおすすめか知りたい
こんな悩みにお答えしていきます。
車中泊をする車で人気のある車のうちの1つに「スズキエブリイ」があります。
- エブリイ=軽バンのこと
- エブリイワゴン=軽ワゴンのこと
2人で車中泊をするならエブリイバンがおすすめ!
- 荷室が広いから荷物をたくさん載せられる
- 内装をカスタマイズしやすい
- 装備をつけやすい
- 維持費が安くすむ
- 本体車両価格もリーズナブル
バンとワゴンの一番の違いは、車内のつくりにあります。
荷物を載せるためのバンと、人を乗せるためのワゴン。
車の中で寝る、食事をするなどの車中泊をすることが目的なら、バンがおすすめです。
夫婦2人でも、エブリイバンならゆったりと車中泊ができます。
- エブリイのバンとワゴンの違い
- 私たち夫婦がバンを選んだ理由
エブリイバンとワゴンの違いや特徴を知って、自分が車中泊をするにはどちらがよいか参考にしてみてね!
エブリイバンがおすすめな人
2人で車中泊をするならエブリイバンがおすすめ!
- 荷室を広く使いたい人
- 荷物や装備をたくさん乗せたい人
- リアシートに人は乗らない
- 車中泊専用に荷室をカスタマイズしたい人
- 車両購入価格の費用をおさえたい人
リアシートに人は乗らず、荷室を車中泊専用に使用するのであれば、エブリイバンがおすすめ!
バンならリアシートをおりたたむと、しっかりフラットになり寝るスペースを確保しやすいです。
車中泊に必要なアイテムをたくさん載せたい人には十分な荷室の広さです。
内装に飾り気がなくシンプルなので車中泊専用に荷室をカスタマイズしやすく、車両購入価格を安くおさえられた分、カスタマイズに費用をかけられます。
エブリイワゴンがおすすめな人
- リアシートに人を乗せる
- 人が乗る空間がゆったりしていて快適
- 乗り心地がよい
- 内装の見た目、デザインがいい
- カラーバリエーションが豊富
普段の生活でもリアシートに人がよく乗るなら、エブリイワゴンがいいね!
シートに厚みがありゆったりと乗り心地がよいので、長時間の移動や旅行でも疲れが出にくいです。
フロントシート・リアシートの足元は、人が乗るためにつくられているので広くゆったりしています。
ボディカラーが豊富で、内装のデザインもよいのでおしゃれな印象があります。
基本情報の比較
バン | ワゴン | |
用途 | 荷物を載せる | 人を乗せる |
種類 | 小型貨物自動車 | 小型乗用自動車 |
分類番号 | 4ナンバー | 5ナンバー |
バンとワゴンの大きな違いは、「荷物を載せるか」「人を乗せるか」です。
シートが全然違う…!
リアシートの比較 | メリット | デメリット |
バン | ・折りたたみが簡単 ・ほぼフラットになる | ・シートがうすく座り心地が悪い ・シートが固定されている |
ワゴン | ・シートの座り心地がよい ・リクライニング・スライドが可能 | ・1シートずつ折りたたむ ・折りたたんでもフラットにならず傾きが残る |
バンのリアシートは位置もシートの角度も固定です。
人が乗るための乗り心地のよいシートではありません。
後部座席に座っても足がのばせず背もたれも快適ではありません。
長時間の旅行では体が痛くなるので休憩がたくさん必要…
一方ワゴンのリアシートは、シートのスライド・リクライニングができます。
人が快適に座って長時間座りやすい厚みのあるシートです。
フロントシート↓
サイズの比較
バンとワゴンの外観のサイズ比較↓
バン | ワゴン | |
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,895mm | 1,815mm |
- バン:荷物を載せる空間を「荷室」という
- ワゴン:運転席からリアシートまでを「室内」という
バンの「荷室」のサイズ↓
荷室長 | 1,910mm(PAリミテッド・PA) 1,820mm(JOIN・PC) |
荷室高 | 1,240mm |
荷室幅 | 1,385mm |
荷室床面 | 1,955mm |
ワゴンの室内のサイズ↓
室内長 | 2,240mm |
室内高(ハイルーフ車) | 1,420mm |
室内幅 | 1,355mm |
見た目の比較
外観、内装などの見た目は、ワゴンの方がおしゃれで高級感があります!
解説していきますね。
カラーバリエーション
画像引用元:スズキ公式サイト
ボディカラーはワゴンの方がバリエーション豊富でおしゃれな印象です。
ホワイトを例にすると、バンは「商用車」という感じのホワイト、一方ワゴンは「パールホワイト」で深みやツヤのある色合いなのでおしゃれで乗る時の気分が上がります。
運転席まわり
画像引用元:スズキ公式サイト
エアコンは、ワゴンはフルオートエアコンで、気温や風量の表示があります。
一方バンは、レバーを動かすアナログな操作方法です。
運転席のメーターは、バンはシンプルで実用的。ワゴンは立体的でおしゃれな感じです。
バンでもグレードを「JOIN」にすれば、リアシートやメーターがワゴンのようにおしゃれなものになります。
ワゴンの快適な機能
ワゴンは、人が快適に乗れるように機能が充実しています。
以下は、バンにはないワゴンの快適な機能です。
- パワースライドドア
- スライドドアクローザー
- 電動オートステップ
- エンジンスイッチ
- 携帯リモコンを持っていればボタンでカギの施錠・解錠
- 全席パワーウインドー
パワースライドドア
携帯リモコンを身につけていれば、ワンアクションスイッチを押すだけで自動解錠し、スライドドアが自動で開きます。
スライドドアクローザー
ドアを半ドアの位置まで軽く閉めれば、自動的に最後までドアを閉めてくれます。
電動オートステップ
スライドドアの開閉に連動して、電動オートステップが展開&格納します。
後席への乗り降りがさらにスムーズです。
エンジンスイッチ・カギの開閉
携帯リモコンを身につけていれば、ドアの施錠・解錠はリクエストスイッチを押すだけ。
ブレーキペダルを踏んでエンジンスイッチを押すだけで、エンジンが始動!
また、携帯リモコンの操作で施錠・解錠ができる電波式キーレスエントリーも装備。
バンに乗っていると、ワゴンの機能が便利でいいなぁと感じます!
バンの残念なところ
私たち夫婦は、エブリイバンをベースにした軽キャンピングカーで車中泊をしています。
>>ぷちキャン【VILLA(ヴィラ)】は夫婦で車中泊できる軽キャンピングカー
- エンジンをかける時にカギを差し込む
- カギを手で持ってボタンを押さないと施錠・解錠しない
- スライドドアの開閉が手動
- 2列目の窓の開閉が手動
- 内装がシンプルすぎる
1つずつ解説します!
エンジンをかける時にカギを差し込む
エンジンをかけるには、カギを差し込む必要があります。
カバンの中からカギを探し出す手間がかかります。
ワゴンのように、ボタンでエンジンスタートするのが便利でいいなぁ…
カギを手で持ってボタンを押さないと施錠・解錠しない
車のカギについているボタンを押すことで、ドアの施錠・解錠ができます。
運転席側のドアには、施錠・解錠のためのボタンはついていません。
ドアの施錠・解錠のたびに、車のカギを手に持って、カギについているボタンを押さないといけないので面倒です。
ワゴンのように、ドアのスイッチを押すだけでカギの開閉ができたら便利だなぁ…
スライドドアの開閉が手動
スライドドアを閉めるには、とても強い力で閉めないと半ドアになります。
車中泊をしている夜にスライドドアを閉める音はかなり大きく周囲に響きます。
ワゴンのように、パワースライドドアならドアの開閉が楽なのになぁ…
2列目の窓の開閉が手動
窓を開閉するための手回しハンドル。「レギュレーターハンドル」というかっこいい名前がついていますが、不便です。
とくに閉める時には回す力がいります。
でも車中泊の時にはメリットもあるんだよ!
エンジンを止めた状態では、パワーウインドーは動かないので、一度エンジンをかけないといけません。
レギュレーターハンドルなら、エンジンをかけなくてもすぐに窓を開閉できるので便利です。
内装がシンプル過ぎる
内装はおしゃれな感じはなく、商用車の雰囲気が強いです。
内装が質素で飾り気のないさみしい感じはしますが、車内をアレンジしたり装備を付けたりするにはシンプルな内装の方がよいです。
飾り気のない地味な車内でも、カスタマイズする楽しみがあります。
バンは商用車だから、見た目のデザインはシンプルで、最低限の機能なのね。
スズキ公式サイトで、エブリイ、エブリイワゴンのグレード比較のシュミレーションができます。
維持費の比較
荷物を載せる4ナンバーの「バン」と、人を乗せる5ナンバーの「ワゴン」では、維持費に違いがあります。
バンの方が税金・自賠責保険の合計が安くなります。
しかし、バンの車検の頻度は2回目以降毎年なので、車検代がかかります。
バン | ワゴン | |
①軽自動車税 | 5,000円(1年) 10,000円(2年) | 10,800円(1年) 21,600円(2年) |
②重量税(2年) | 6,600円 | 6,600円 |
③自賠責保険(2年) | 23,150円 | 19,730円 |
①②③ 合計(2年) | 39,750円 | 47,930円 |
任意保険 | 保険会社による | 保険会社による |
高速料金 | 差はなし | 差はなし |
車検代 | 大きな差はない | 大きな差はない |
車検の頻度 | 初回車検 2年 2回目以降 毎年 | 初回車検 3年 2回目以降 2年に1回 |
車中泊をするために選ぶなら、車内の広さやカスタマイズのしやすさがメリットの「バン」をおすすめしましたが、さらに維持費でもバンの方が安くすむことを考えるとやはりバンがおすすめです!
その他の維持費
- ガソリン代
- 整備費用(オイル交換・タイヤ交換費用))
- 駐車場代
車の使い方や使用環境によって、実際にかかるその他の維持費は変動します。
>>軽キャンピングカーの維持費はいくらかかる?どんな維持費があるの?
コストをおさえて、小さくても楽しく車中泊を満喫できるのでうれしいよ!
まとめ:夫婦で車中泊をするならエブリイバン
夫婦2人だけで車中泊だけをするなら、だんぜんエブリイバンです。
- 荷室が広いから荷物をたくさん載せられる
- 内装をカスタマイズしやすい
- 装備をつけやすい
- 維持費が安くすむ
- 本体車両価格もリーズナブル
夫婦2人で、1泊2日くらいの車中泊をするなら、エブリイバンが快適です。
車中泊をすることで気ままに旅行に行けて、旅行費用も抑えられます。
↓エブリイバンについて詳しく解説しています