車中泊を始めてみたいけど…
- 軽キャンピングカーって何なの?
- 軽キャンピングカーにはどんな種類があるの?
- 軽キャンピングカーを購入したいけど、どんなことを知っておけばいいの?
こんな風に思っていませんか?
車中泊や車での旅行に興味があって、「軽キャンピングカー」が気になる方に向けて解説していきます。
- 軽キャンピングカーの種類
- 車両ナンバーの違い
- メリット・デメリット
私は夫婦で軽キャンピングカーで車中泊や旅行を楽しんでいます!
この記事を読んで、軽キャンピングカーの知識を深めていきましょう。
■夫婦で定年を待たずに「今」を楽しむ生き方が大切
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こんな考えを持っている40歳代・言語聴覚士・2児の母です。
軽キャンピングカーとは
- 軽自動車(=軽のワゴンやバン、軽トラック)をベースに作られたキャンピングカーの事
- キャンピングカーとは、室内に寝泊まりできる施設を備えている車
軽自動車に改造や工夫をしています。
軽キャンピングカーは「軽キャン」「軽キャンパー」などと略され、ユーザーに親しまれています。
- キャンプ、ソロキャンプ
- アウトドア
- 災害時の避難のため
- ノマドワーク(場所を選ばすに仕事をする) など
さまざまな目的で軽キャンピングカーを使う人が増えてきています。
デザインがかわいいくておしゃれな軽キャンも多いからワクワクするね!
日本独自の規格である軽自動車を使用している軽キャンは、限られたスペースの中に、細かな工夫がされているので、その完成度に、感動すら覚えます。
軽キャンピングカーの種類
ベースとなる車の違いで、「バンコンタイプ」と「キャブコンタイプ」に分かれます。
それぞれ解説していきます。
バンコンタイプ
バンコンとは、軽のワゴンもしくは軽のバンをベースにしたものです。
見た目は普通の軽自動車(軽のワゴン、軽のバン)の様です。
普段の生活でも運転でき、町乗りでも目立つことはありません。
バンは荷物や貨物を運ぶための車両で、とワゴンは人を運ぶための車両です。
>>【夫婦で車中泊】エブリイのバンとワゴンおすすめはどっち?
キャブコンタイプ
キャブコンは、軽トラックの荷台を架装するなどして広い車内スペースを確保しているタイプです。
キッチンや寝台を装備しており、長期間の旅をする人や車で生活をする人もいます。
コンパクトでも、工夫された車内の機能が充実し、快適な旅やドライブを楽しむことができます。
軽キャンピングカーを手に入れるならビルダーで
軽キャンピングカーは「ビルダー」で購入します。
ビルダーとはキャンピングカーを製造・販売している所(メーカー)です。
ビルダーにはそれぞれ特徴やこだわりがあって、自分のスタイルや好みに合わせて対応してくれます。
軽キャンピングカーの規格
「軽自動車」の規格におさまる範囲で、軽キャンピングカーは作られています。
- 全長(長さ)3.4m以下
- 全幅1.48m以下
- 全高(高さ)2mm以下
- 乗車定員4名以下
- 排気量660cc以下
- 貨物車の場合は貨物積載量が350 kg以下
車内はスペースは小さいですが、収納装備が収まっていて、快適に過ごすための工夫が満載です。
自分の目的に合った、軽キャンピングカーのベースとなる車両を探してみましょう。
ナンバーによる違い
軽キャンピングカーのナンバーには
- 4ナンバー(貨物用軽自動車・荷物を載せる)
- 5ナンバー(乗用軽自動車・人を乗せる)
- 8ナンバー(小型特殊軽自動車)
があります。
ナンバーの違いによって、税金・車検・自動車保険に違いがあります。
>>軽キャンピングカーの維持費はいくらかかるの?どんな種類の維持費があるの?
4ナンバーの基準
軽自動車・普通自動車のどちらにも「4」ナンバーの条件があります。
貨物用軽自動車(荷物を載せる)が4ナンバーを付けます。
「(商用)バン」と呼ばれているものが4ナンバーです。
- 全長4700mm以下
- 全幅1700mm以下
- 全高2000mm以下
- 排気量2000cc以下
- 貨物車として物を運ぶのが前提に作られていること
- 後部座席よりも荷物を載せる部分の面積の方が大きいこと
- 荷物を載せる部分の面積が最低でも1平方メートル、軽自動車の場合は0.6平方メートルあること
- その車に最大の人と最大の荷物を載せた時、荷物の重量の方が重いこと
- 荷物を載せるために後部座席の側面や背面のドアを開けた時、その開口部の大きさが縦横ともに80cm以上あること(軽自動車の場合は縦60cm、横80cm以上あれば良い)
- 後部座席と荷物を載せるスペースの間に壁などの仕切りがあること(最大積載量が500kg以下の荷物で、乗員の安全が確保される状態なら仕切りではなく後部座席そのもので仕切っても良い)
5ナンバーの基準
乗用軽自動車(人を乗せる)が5ナンバーを付けます。
5ナンバー車は小型乗用車に分類されていて下記の基準を満たす事
- 排気量:2000cc以下
- 全長:4700mm以下
- 全幅:1700mm以下
- 全高:2000mm以下
8ナンバーの基準
8ナンバーは、特殊用途自動車に区分されます。
緊急自動車、特定の事業に使用する車、運搬・医療介護など特殊作業に係るもの、その他使用目的のあるもの、と大きく4種類に分類されます。
- 緊急自動車…パトカー、消防署など緊急時に特別な措置が取られる車
- 法令で定められた特定事業に使用する車…給水車、霊柩車、教習車など法令上特別な認可が得られているもの
- 運搬・医療介護など上記以外の特殊作業に係るもの…寝台自動車、リフト車など特定の作業目的のある車
- その他の使用目的のもの…キャンピングカー、宣伝カーなど
寝台や調理設備、上下水設備などを備えていることが8ナンバーを取得する条件として設定されています。
キャンピングカーを8ナンバーで取得するためには法律によって要件が定められています。
- 特殊設備が運転席以外にあり、その面積が1平方cm以上(軽自動車の場合0.6平方cm以上)あること
- 特殊設備の面積が運転席を除く合計床面積の1/2を超えること
- 積載スペースと乗用スペースの間を隔てる壁か保護するための仕切があること
8ナンバーではない、「4ナンバー」や「5ナンバー」は、厳密には「キャンピングカー」の要件を満たしていません。
しかし、4ナンバーや5ナンバーの車でも、加装(車体に改造を加える事)されることで、キャンプや車中泊をする本格機能を持った車になります。
4ナンバー、5ナンバーでも「軽キャンピングカー」と呼ばれ、親しまれています。
軽キャンピングカーのメリット5つ
普段の生活でも乗れる
バンコンタイプ(見た目が普通の軽自動車に見える)では、通勤や買い物、子どものお迎えなど、普段でも乗れるということがとってもメリット!
普段乗りなれた車で、キャンプや旅行に行けることは運転も安心です。
キャブコンタイプ(軽トラがベース)では、車両のデザインや見た目が目立つことがあるので、普段の生活で乗る事をためらうこともあります。
しかし、キャブコンタイプの軽キャンピングカーで、出勤をして休憩を軽キャンの中でゆっくり過ごしている方もいます。
車両価格・維持費が低くすむ
軽キャンピングカーの購入するにはまとまった資金は必要にはなります。
でも軽キャンピングカーは「とんでもなく高くて手が出ない…」という価格ではないです。
軽自動車をベース車にしているので、維持費を抑えることができます!
保険、税金、車検、駐車場代、メンテナンス費
など、軽キャンは、購入後の維持費を抑えられます。
>>軽キャンピングカーの維持費はいくらかかるの?どんな種類の維持費があるの?
小回りが利く
旅やキャンプへの道中で、急に方向転換をしたり、道を変更したりする時などには、軽キャンピングカーなら小回りが利きます。
細い道も通りやすい
山道、林道など、目的地までの細い道をスイスイと通ることができます。
対向車が来ても、うまくすれ違うことができます。
町中でも、意外と細い道が多く続くところもあるので、軽自動車なら安心です。
駐車スペースに困らない
家に車を停めておけるスペースを確保できるかを確認する必要があります。
軽キャンピングカーなら、自宅の駐車場に十分停める事ができるでしょう。
また、出かけた先にある駐車場や停車場所に困ることは少ないです。軽自動車専用の駐車場に優先的に停められるので、ストレスが少ないです。
キャブコンタイプでは、出かけた先の駐車場に停められない事も時々あります。
軽キャンピングカーのデメリット3つ
- 車内がせまい!(居住スペース、収納スペース)
- パワーが出ない(坂道の走行に難)
- スピードが出ない(高速道路・長距離の移動に難)
車内がせまい(居住スペース、収納スペース)
「せまさ」が一番のデメリットです。
軽自動車をベースにしているので、どうしても居住スペースはせまくなります。
- どれだけの荷物を載せるか
- 車内で過ごす(車中泊をする)のか
など、目的によって車内の空間を確保することが大変になります。
とくに、バンコンタイプでは、車内で「立って着替える・作業ができると」いうことができないので、せまさを感じます。
キャブコンタイプであれば、車内で立って着替える・作業をすることはできます。
パワーが出ない
装備や荷物が増えることが多いので、とくに坂道の走行の時にパワーが出ません。
スピードがでない
軽自動車がベースなので、もともと長距離の運転には向いていません。
高速道路の走行では、スピードが出にくいので、ストレスを感じることがあります。
まとめ:失敗しないように、十分リサーチをする
軽をベース車にしている「軽キャンピングカー」
近年、以下のメリットもあり、人気が高まっています。
- 普段の生活でも乗れる
- 車両価格・維持費が低くすむ
- コンパクトで小回りが利く
- 細い道も通りやすい
- 駐車スペースに困らない
デメリットを十分理解することも大切です。
- 車内がせまい!(居住スペース、収納スペース)
- パワーが出ない(坂道の走行に難)
- スピードが出ない(高速道路・長距離の移動に難)
とにかく「せまさ」がデメリットなので、
実際に軽キャンピングカーに乗って、試してみる事をおすすめします。
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しっかりとリサーチをして、自分の目的に合った納得のいく軽キャンピングカーで、非日常の楽しさを味わってみてください!!