キャンプや車中泊で人気の「VENTLAX(ヴェントラクス)」と「WAQ(ワック)」のインフレータブルマット。
- VENTLAXとWAQは、コット(キャンプ用のベット)の比較はよく見るんだけと、インフレータブルマットの比較を見たい。
- VENTLAXとWAQのインフレータブルマットの違いはどんな所?
こんな悩みを解決していきます。
私は、両方のインフレータブルマットを使って、車中泊をしています。
寝心地や使い勝手を徹底レビューするね!
どちらを選んだとしても、寝心地がよく快適なのですが、
あえて!あえてどちらかに決めるとすると、
おすすめはVENTLAX(ヴェントラクス)のインフレータブルマットです。
- 自然に膨らんだ時の厚みが十分
- あっという間に8㎝近くまで膨らむ
- マットの厚みと空気のバランスがよく、寝心地がよい
- 素材の強さ
VENTLAXもWAQも、インフレータブルマットとしての共通するメリット・デメリットを持っています。
この記事では、共通するメリット・デメリットをふまえて、VENTLAXとWAQのインフレータブルマットの細かな違いを比較していきます。
- 2つのマットの違い
- どちらがおすすめか
違いはありますが、どちらのインフレータブルも、キャンプや車中泊をするには十分快適です。
ぜひ参考にしてみて下さい。
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こんな考えを持っている40代・言語聴覚士・2児の母です。
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基本情報の比較
基本情報の比較 | VENTLAX | WAQ |
値段 | ¥6980 | ¥6980 |
厚さ | 8㎝ | 8㎝ |
サイズ(展開時) | 約190cm × 63cm | 約192cm × 65cm |
サイズ(収納時) | 約60cm × 20cm | 約65cm × 20cm |
ショルダーストラップ付収納袋 | あり | あり |
重さ | 約2.5kg | 約2.5kg |
ウレタンの形状 | 波状 | 真中部分をひし形に打ち抜く |
カラーバリエーション | 3種類 | 4種類 |
バルブの数 | 2つ | 2つ |
自動膨張 | あり | あり |
ボタンで連結 | OK | OK |
滑り止め加工 | あり | あり |
表地の素材 | 75D(デニール)ポリエステル | 75D(デニール)ポリエステル |
対応人数 | 1人 | 1人 |
付属品 | 収納袋×1 修正テープ×1 ゴムバンド×2 | 収納袋×1 修正テープ×1 ゴムバンド×2 |
【使用感】比較レビュー
使用感のレビューで比較する項目です。
VENTLAX | WAQ | |
寝心地 | しっかりとしている | ふんわりと柔らかい |
肌触り | ややさらさらしている | さらさらしている |
寝返り | しやすい | しやすい |
たたみやすさ | 少し力が必要 | 丸める時の力が少し楽 |
収納のしやすさ | 袋とてもゆったり | 袋ゆったり |
寝心地
VENTLAX・WAQともに、ウレタンのしっかり安定する感じもありつつ、空気のやわらかい感触もあるといった快適な寝心地です。
WAQの方が、ウレタンの感じもありますが、空気のふんわりとしたやわらかい感じが強いです。
肌触り
WAQの方が、肌触りがさらさらしている印象です。これはあくまでも主観です。
「あえてどちらを選ぶか」と言われれば、WAQかな、という感想です。どちらもなめらかでつるつるした生地です。
↓マット表面の模様の比較
VENTLAXは、内側のウレタンの形がマット表面全体に見えます。
WAQは、周囲はつるっとしていて、中央に行くほど内側のウレタンの形がマット表面に見えます。
寝返りしやすさ
VENTLAXとWAQのインフレータブルマットには、横幅に違いはあります(WAQ約59㎝、VENTLAX約57㎝)が、寝返りに影響するほどの違いではありません。
腰や体の痛みなく、寝返りしやすいよ!
あお向けで寝るよりも横向きで寝る方が、ややマットは沈み込む感じがします。
たたみやすさ
マットの端から、空気を抜きながら少しずつ丸めていきます。丸めながら、ひざをマットに乗せて、体重をかけていきます。
どちらも「体重をかける」「巻く時の手の力」というひと頑張りがいります。
丸める労力はWAQもVENTLAXも同じくらいですが、あえて違いをいうなら、WAQの方が丸める時の力が少し楽という感じがあります(僅差です!)。
収納のしやすさ
収納袋のサイズは、VENTLAXのほうがゆったりとしています。しかし、WAQの収納袋も十分ゆったりとしているので、丸めたマットをさっと素早く入れられます。
↓以下の写真は、丸めたマットを収納袋に入れている所です。
↓以下の写真は、マットを収納袋に入れてしまった所です。
写真では少し分かりにくいですが、VENTLAXの方が、収納袋がゆったりとしています。
ショルダーストラップは両方の収納袋についていますが、WAQの方は長さを調節できます。
【スペック】比較レビュー
- 膨らむまでの時間と厚さ
- 自動で膨らんだ時のサイズ(長さ・横幅)
- 空気を吹き込んで膨らんだ時のサイズ
タイトル | VENTLAX | WAQ |
3分で膨らむ厚さ | 約7~7.4㎝ | 約6.5~6.9㎝ |
空気を吹き込んで膨らんだ厚み | 7.5㎝ | 7㎝ |
自動で膨らむサイズ(横幅×長さ) | 約59×187㎝ | 約57×184㎝ |
膨らむまでの時間と厚さ
VENTLAX・WAQの公式ページに、ともに「3分で膨らむ」と表記がありました。
3分間で、実際にどれくらい膨らみ、厚みがあるかを比較していきます。
以下の写真は、収納袋から出してすぐの、まだ空気が入っていない状態を比べています。
WAQの方が約12㎝長いです。
↓約3分後、自動で膨らんだ時のマットの比較です。
VENTLAXの方が、良く膨らんでいます。
WAQの方が、約10㎝長いです。
↓自動で膨らんだ3分後の厚みは以下の写真の通りです。
3分で「膨らみ」ますが、どちらのインフレータブルマットも、厚さ8センチまでは膨らみません。
VENTLAXの方が、8㎝近くまで膨らんでいます。
3分経過後の厚みでも、十分に寝心地はよいですが、バルブから空気を吹き込むことで、厚さが8㎝近くまで膨らみます。
3分以降は、ほとんど空気は入っていきません。
↓バルブから空気を吹き込んだ後の厚み。
VENTLAXのインフレータブルマットの方が厚さがあります。
WAQのインフレータブルマットは、表面(寝る時に触れる面)が、かまぼこ状になっていて、中央部分が少し盛り上がっています↓
VENTLAXのインフレータブルマットは、マット内部のウレタンの形がしっかりと表面に出ていて、角ばっています↓
自動で膨らんだ時のサイズ(長さ・横幅)
VENTLAXのインフレータブルマットの方が自然放置で膨らむ量が多いです。
3分ほどバルブを開けたまま放置しておいて、自動で膨らむと以下の表のサイズになります。
WAQ | VENTLAX | |
横幅 | 約59㎝ | 約57㎝ |
長さ | 約187㎝ | 約184㎝ |
公式サイトでは、VENTLAXもWAQどちらも展開時のサイズは「マットの端のひらひらした部分」を入れて表記しています。
VENTLAX:約190cm × 63cm
WAQ:約192cm × 65cm
ひらひらの部分 | 上 | 横 |
VENTLAX | 約4㎝ | 約3㎝ |
WAQ | 約1㎝ | 約3㎝ |
実際に寝るマットの部分は、公式サイトで表記してあるサイズより3~4㎝程小さいです。
でも、それほど大きな差ではないので、寝る時には気になりません。
自動での膨らみでは、WAQは、厚みが不十分に感じます(約6㎝)。バルブから、空気を吹き込んで、膨らます必要があります。
空気を吹き込んで膨らんだ時のサイズ
自動で膨らんだ後、マットの厚みが不十分な場合は、空気を吹き込むことでやや厚さと張りが出てくる印象です。
しっかり膨らませたい時には、バルブから直接息を吹き込むというやり方があります。
しかし
- 衛生的にどうかな…
- 膨らますのしんどいな…
という方は、携帯できるコンパクトな空気入れを使うと便利です!
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空気を吹き込んでも、横幅と長さはほとんど変わりません。
共通するメリット
VENTLAXとWAQのインフレータブルマットには共通するところも多くあります。
私が両方とも使って、とても便利に感じるメリットがたくさん!
- 自動で空気が入る
- 2つのバルブで空気が入るのが早い
- ウレタンと空気で安定感がある
- 収納袋がゆったりとして余裕がある
- 2つ以上のマットを連結できる
- 汚れや水濡れをさっと拭ける
- キズや汚れに強い
自動で空気が入る
VENTLAXもWAQも、バルブを開けると、「しゅー」と音を出しながら、自動的に空気が入っていきます。これは、インフレータブルマットの特徴です。
どちらのマットも、素早く空気が入り、とてもスムーズに設営できます。
車内で、ポンプなどでマットを膨らませる作業をするには、十分なスペースはありません。
バルブを開けるだけで膨らんでくれると、就寝の準備がとても楽になります。
準備にかかる手間が省けて、他の作業ができるので、時短になるよ!
2つのバルブで空気が入るのが早い
インフレータブルマットによっては、バルブ(空気が出入りするところ)が1つのマットもあります。
しかし、VENTLAXもWAQもバルブは2つで、しかも比較的大きいサイズ(直径約2.5㎝)のバルブです。
2つのバルブがあることで、空気の入りが早くなります。
バルブの開け閉めは簡単。
バルブを左に回すと「開く」、右に回すと「閉まる」これは、VENTLAXもWAQも同じです。固くなく扱いやすいバルブです。
ウレタンと空気で安定感がある
マット内部の極厚のウレタンは、特殊な方法で形作られています。
ウレタンの形が、波状(VENTLAX)やひし形(WAQ)になっていて、ウレタンに隙間があります。隙間に空気が入り込むことで、マットの膨らみと程よい硬さが実現しています。
ウレタンが入っていることで、厚みがあり、体が底つきしません。その反面、収納時には、ある程度のかさばりができます。
エアマットだと、空気だけなので、ふわふわして体が安定しないと感じます(個人的な感想)。空気とウレタンのハイブリットのインフレータブルマットは、アウトドアでの睡眠を充実させてくれます。
収納袋がゆったりとして余裕がある
マット内部に、ウレタンが入っていることで、厚みがあり、収納サイズが大きくなりがちです。
収納サイズがコンパクトになるように、収納袋のサイズを小さくしているものもありますが、それではマットの空気をかなり上手に抜かないと、丸めたマットが入りにいです。
VENTLAXもWAQも、丸めたマットが余裕でストレスなく収納袋に入るので、片付けがとても楽です。
2つ以上のマットを連結できる
マットの両端に、ボタンが付いていてマット同士をつなげられます。
ボタンは、WAQ6個、VENTLAX5個ついています。
マットがずれることを防げ、ストレスフリーの快適な眠りを実現!
VENTLAXとWAQのボタンの位置や数が違うため、この2つのマット同士は連結させることはできません。
汚れや水濡れをさっと拭ける
撥水加工がしてあり、ある程度の水分をはじいて、簡単に拭きとれます。
肌触りは、さらさらしていて、拭きやすく、ぬれた後もすぐに乾きます。
キズや汚れに強い
VENTLAXもWAQも、アウトドアシーンでの利用を想定して、キズや衝撃に強いタフな75D(デニール)ポリエステル生地が使用されています。キャンプで使用されるテントの素材に近いです。
肌触りがよくて、丈夫で、キズや汚れに強いので、安心して使えます。
共通するデメリット
- 収納サイズが大きく、かさばる
- 片付けの時に丸めるのが面倒
- マットが破れてしまうと空気が入らず使えない
- 常設はできない
収納サイズが大きく、かさばる
インフレータブルマットは「ウレタンが入っている」ことが特徴の1つです。どうしても、ウレタン部分の厚みがあります。
空気だけ入っている「エアーマット」と比較すると、収納サイズが大きくなり、持ち運びもしにくくはなります。
しかし、女性でも簡単に持ち運びでき、インフレータブルマットを車に乗せて移動をすのなら、サイズが大きくてもそれほどデメリットにはなりません。
車に乗せるから、重さは気にならないよ!
片付けの時に丸めるのが面倒
空気を抜きながらマットを丸めていくには、力がいります。空気を抜くために、マットに体重をかけながら丸めていきます。
屋外など、広く十分なスペースがある所では、空気を抜いて丸める作業はしやすいですが、車内などの限られた空間や車内では、丸めにくいです。
でも、慣れれば女性でも簡単に丸めることができます。
マットが破れてしまうと空気が入らず使えない
空気がもれてしまうような穴が、マットの表面に空いてしまうと、使う事ができません。
取り扱いに注意して、正しく使用しましょう。
衝撃に強い生地(75デニールポリエステル)を使っているので、無理のない普通の使い方をしてれば破損の心配は少ないです。
常設はできない
「使用時の注意点」として理解をし、正しい使い方をしましょう。
こちらの商品はアウトドアでの使用を想定しており、商品の劣化を早めることとなりますため、常設利用は推奨しておりません。
WAQ公式ページ
・常設利用が原因の破損、不良に関しましては保証の対象外となります。
日常的なご使用を想定しおりませんので保証の対象外となります。
VENTLAX
アウトドア以外で、自宅でも使う場合は、非常時などの時に限られるかと思います。
時々、袋から出して、広げてメンテナンスをしています。
まとめ:VENTLAX(ヴェントラクス)がおすすめ
私は軽自動車で車中泊をする時に、VENTLAXとWAQのインフレータブルマット両方を使っています。
VENTLAXもWAQも、どちらのインフレータブルマットも、持ち運びやすく、使いやすいマットです。
マット内部はウレタンと空気のハイブリッドで、朝まで快適な眠りができます。
あえて、どちらかに決めるとすると「VENTLAX」のインフレータブルマットです。
- 自然に膨らんだ時の厚みが十分
- あっという間に8㎝近くまで膨らむ
- マットの厚みと空気のバランスがよく、寝心地がよい
- 素材の強さ
車中泊を楽しむには、インフレータブルマットは必須です!